創建は703年(大宝3年)と古く、浄瑠璃「壺坂霊験記」の沢市・お里の夫婦愛を描いたものから庶民にも広く知られている。
盲目であるがゆえに女房のお里に不遇な暮らしをさせていると自分を責めた沢市がお里を自由にしてあげようと谷へ身を投げてしまう。それを知ったお里も後を追って身を投げる。この二人のせつない夫婦愛が観音様の霊験によって助かり、沢市の目も開眼する。そのお里と沢市が身を投げたのが本堂の横の谷であると伝えられ沢市とお里の像が建てられている。
本尊の十一面千手千眼観世音菩薩は、胸の前でぴたりと両手のひらを合わせて、力強さを感じる。山の手の釈迦涅槃像と大観音像がある。
| 第六番 |
壺坂寺(つぼさかでら) |
| 宗派 |
真言宗 |
| 開基 |
弁基上人 |
| 御本尊 |
十一面千手千眼観世音菩薩 |
| 創建 |
大宝3年(703) |
| 住所 |
奈良県高市郡高取町壺坂3番地 TEL0744・52・2016 |
| 交通 |
近鉄吉野線壺阪山駅から奈良交通バス壺坂寺前行き 15分終点下車すぐ 南阪奈道路葛城ICから約19km |
| 参拝 |
600円 8時30分〜17時 |
★十一面千手千眼観世音菩薩像
★大石堂
★大観音像
★つぼさか茶屋
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ご詠歌 |